(やっぱりダイエットしてたんだ……。洸ちゃん、ごめん。私のせいで)





ベッドで仰向けに眠っている洸ちゃんを見つめていると、隣の隣で相沢さんが言った。





「分かるぅー。私も痩せたぁーい」




「だから優希はそのままで良いって！」




「だって青ちゃんモテんじゃん！どんだけモテんのってぐらいモテんじゃん！私と青ちゃんじゃ釣り合わないよ。気づいてる？街を並んで歩いてると、周りがジロジロ見てる事。何で私なんかと付き合ってんの……？」





私の隣に座っている玉川君は、相沢さんの言った言葉に一瞬言葉を詰まらせた。





(相沢さんも不安なんだ……。玉川君、何て言うんだろ……？)






そう思って2人を見ていると、玉川君がそっと相沢さんの両肩を優しく掴んで言った。






「愛してるから……」



「青ちゃんかっこいー！やばっ！青ちゃんかっこいー！」



「だろ！？俺ってかっこいーよね！モテるよね！きてるよね！」



「やばっ！私のダーリンかっこいー！」





(うざい。うざすぎるんだけど。何このカップル。酔ってるんだろうか)