一緒に帰るって……少し緊張するなぁ。




だって清武君カッコいいし。



それに……






「橘さん、洸太と復縁おめでとう」






さっきから私の方をずっと見てニコニコしてるし……。





四人組がうっとり見惚れてたんだから、私が見惚れないわけがなくて。







「ありがとう……」






眩しい夕焼けから目を逸らすふりをして、私は歩きながら呟くと清武君から視線を逸らす。





こうしている事に洸ちゃんへの罪悪感を感じてしまう。






(うう……ごめん、洸ちゃん。でも私の一番は洸ちゃんです!!)





心の中で懺悔までして。





でも、それも清武君の言葉で忘れてしまった。






「俺にはいつ彼女が出来るのかなぁ〜」