(……どうしよう)





凄く嬉しい。




私なんかのことを親友と思ってくれて……。







その後すぐにチャイムが鳴ると、私は顔を綻ばせながら読書の本を開いた。




いつの間にか隣の席に座っていた玉川君が不思議そうにこっちを見ていたけど、気にならなかった。






「橘、何笑ってんの? ねえ、ねえって」






(最近いい事ばかり起きてて幸せだ。早く洸ちゃんに会いたいな)