(えっ、ええっ!?)




まるでお母さんみたいに安心感のある相沢さんの体。



机を挟んでだけど、ガ背中に回された腕をガッチリと組まれて、少し苦しい。



でも何も言わずに、私は相沢さんが何か呟くと耳を傾ける。






「……だと思ってるし」

「え? 今なんて言ったの?」

「私も親友だと思ってるし!」






私が聞き返した後、大きな声で言い直すと、相沢さんは私から体をはなして椅子に座り直した。




前を向いた相沢さんの背中からは、私と同じように照れ臭そうな気持ちが伝わってくる……。