「こないだは本当ごめん。彼氏と仲直り出来た?」





キッチンからこっちへ歩いてくる玉川君にそう尋ねられると、黙ったまま首を横に振る。






(仲直りどころかふられそうだよ……)







そんな落ち込む私の心が読めたのか玉川君は私の隣に腰を下ろすと、急に持っていたソーダアイスをニコニコしながら私の口に突っ込んだ。






「元気出せよ! その内許してくれるって!」






(その内っていつだろう……玉川君って適当だな……)