「涼花ぁぁぁ!!うらぁぁぁぁ!!」





と、目の間に立った瞬間。相沢さんが消えたかと思ったら。




素早くジャンピング土下座して、相沢さんは言った。






「ごめん、涼花!!全部私の誤解だった!!あんたは青ちゃんと浮気してないし、今も付き合ってなかった!!」


「え……何でいきなり……」


「本当は私昨日屋上で気絶してなかったの!涼花と青ちゃんの会話、気絶したふりして聞いてたの!ショックで……心の整理がしたくて謝るのが遅くなって、ごめん!!」





言い終わると、すくっと立ち上がって私の体を強く抱きしめてくる。





頬を濡らしていた私は、またその言葉に泣きじゃくった。