とりあえず。




「二人共……うちでお茶でも飲む?」




恐る恐る声を掛けると。







「飲むか!」





藤崎君から怒鳴られ。






「橘。良い子ぶんなよ?」





ニコッと笑った玉川君から毒を吐かれた。






二人共酷い……。




良い子ぶんなって……別に偽善で言ってるわけじゃないのに。





(ううっ……)





二人が怖くて泣きそうになっていると、急に藤崎君が私の右手を握る。