だけど言わなきゃ、私の誤解は解けない。




(どうしよう)






「た、玉川君って……」






正座したまま話し出しながら相沢さんの目を見ると、途中で言い留まる。






やっぱりこの人を傷つけたくない。





怖いと思ってたけど、相沢さんは本当は優しくて、人一倍熱くて、義理と人情があって。





私はそんな相沢さんが大好きだから。








「は、話せません」


「ああっ!?」






私の言葉を聞くと、相沢さんが更に眉根を寄せた。