やっぱり藤崎君、怖い。


付き合ってた頃はあんなに優しくて穏やかな話し方だったのに。


それぐらい私の事が許せないんだ。






「脅されてるとかそんなんじゃなくて……」



「ムカつく」






藤崎君はハッキリした口調でそう言うと、コーヒー牛乳を持ってない方の左手で私の腕を掴んで引っ張った。





突然で何が何やらわからない。





私は気づけば藤崎君にキスされていた。