(既に知られてると思ってたけど、もしかして、玉川君が洸太君を殴った事知らないのかな……?よ、良かった……)




ホッと安心して息を吐く。




と、相沢さんが私の肩から手をはなして急に嬉しそうな顔をさせた。




視線はドアのところにいる玉川君。





「あ、青ちゃ〜ん!水泳サボったでしょぉ!って、あれ?何かほっぺた腫れてない?」



まずい……。






教室に戻ってきた玉川君の顔を見て不思議そうにする相沢さんに、私はすかさずフォローした。