「た、玉川君!!」




なんて事してくれるんだ。


この人は、いつもいつも。



キスされた所を両手で抑えながら顔を真っ赤にして怒ると、玉川君はそんな姿を見て面白そうに笑う。




(何を面白がってんの……!!これはまずい。相沢さんにばれたら殺されるどころじゃなく、来世まで怨まれる!!)





「玉川……彼女に言って良い?」


「どうぞお好きにー」





洸太君が玉川君に質問した答えに、流石の私も全力で言い返した。





「ちょっと待って!!絶対相沢さんには言わないでぇぇぇ!!」