この人本気で何を考えてるんだろう。


若干危険だとは思ってたけど、違った。



……超危険。




そう思った。




玉川君は相変わらずマイペースにギュッと抱きしめてくる。




けど急に私の耳元に話し掛けた。





「いちゃつくフリして」

「は、はあ!?」

「藤崎ヤキモチ妬いてる」

「え?」




(洸ちゃんがヤキモチを……?いやいやいや、そんなわけない)