「高島、午後は?」





「……午後…は。入院患者の様子を見に行く予定が」






ピピピピッ







「………8度あるけど?」








「……大丈夫です」









「俺その患者さんみるから。高島は医局で仕事。今日はウロウロしないこと」








「ええっ大丈夫です」









「だめー。高島、すぐ熱あがって。また俺に家に来て欲しいと?」








「えっ、いや、あの」









「だったら医局で仕事してなよ。俺見に行くから。わかったな」









「……でも患者さん1人くらいぃ…」









「だーめー。ドクターストップ!!」







と笑って体温計を白衣にしまう蒼先生。








「ドクターストップって……ただの熱で…」








「ダメったらだめ。あ、それとも季蛍に監視してもらいたい?」







「……わかりました、じっとしてます」