そうだったんだ……



じゃあ、この子も私と同じように
辛くて苦しい思いをしたのかな?




そう考えると、私はこの子が気になって
仕方がなかった。







「……初めまして、天満 蒼です。


貴方の名前は……?」




「俺は神田 尚紀。

よろしく、蒼さん。」



「こちらこそ、よろしくね尚紀くん。」