教室で瑞樹と話していたら蓮が彼女のところから帰ってきて私の首に手をまわした。
「どうだったか？」
瑞樹がニヤニヤしながら聞いた。
「何が」
「彼女だろ」
「なんでお前が知ってんだよ…依來」
「違うよ、あたし等が話している時瑞樹が起きてたんだって」
すると蓮はあたしの首から腕を話した。
「手はつないできたか？」
「なんでそんなこといちいちすんだよ」
蓮は荒く椅子に座った。
「するでしょ。普通」
「いや、しないだろ」
ウブな奴…そう思うと顔がニヤにやける。
「うわっ！わらってる。キモッ」
「笑ってないし！」
