次の日の昼休み、昨日のことなんかすっかり忘れて茜と楽しく話していた。


 「それで、中丘が先生に"俺は…"」
 「なぁ」


あたしたちの会話を遮ったのは秋津だった。


秋津は私たちの隣の席に寄りかかっていた。


何をカッコ付けてんだ?こいつ


 「何?」


あたしは面倒臭そうに小声で返した。


 「ん」


付きだされたのはビニール袋で、中身を見ると大量のアイスだった。


…そういえば昨日アイス落とされたんだっけ


言いすぎたな。


 「あ、ありがとう」


一応受け取った。


とはいっても、秋津がこんなことするなんで不気味すぎて鳥肌が立ちそうだ。


 「食べろ」


今ここでですか!


秋津の機嫌を損ねるのもあれだしな・・・