「だっ大丈夫ですよ! ただの友達なので 私達 あはは」
「ハッ・・・友達ですって? 許せないわ。」
麻理子、一瞬真顔に戻るも、
「あ、あぁそうですよね、彼女さんから見たら友達でも いい気しないですよね あははは
大丈夫です、もうこれ以上関わることは無いと思うのでっ あははは」
「そう・・・それならいいわ。 それから、私は龍の彼女じゃなくってよ。」
帰りかけようとして足を止め、振り向いてから捨て台詞のように吐きつけた。
ゆっくりと向きを戻して帰ろうとした夕子に

「恥ずかしい・・・・ですか?」

俯いて下に振り下ろしている両手を握り締めて震えながら必死で声を絞り出している。

「何?」
繭をしかめて麻理子の方へ、顔を向ける夕子。。

「龍くんが・・・彼氏だってバレるの・・・・そんなに恥ずかしいですか?エ・・・エリート・・じゃないから・・
アッアルバイトだからって!」
麻理子の声は震えていた。右手で左腕の肘を押さえつけ、震えを止めようとしているが、
足が小刻みに震えるのは止める術がない。

「プッ アハハハハハハッ」
そんな麻理子の姿を見て、 噴出すと、甲高い声で更衣室に笑い声を響き渡らせる麻理子。