「・・・・・・・・あーーーーーーーーー!えっ 私の待ちうけ見たの?
えっえっ何だった? どんなんだった?ちょっと」
「なっなんだよー 自分で覚えてないのかよ」
「だって4種類くらいが交互に出て来るんだもん。 どれだったの?」
「知らねぇよっ」
「それより、早く食べなって、固くなっちゃうぞ」
「あ・・・うん・・・。」
一口、二口、砂刷りと添えられたレタスを口に運ぶが、どうしても我慢できず、
「ね、龍くんの待ちうけに写ってた女性ね、綺麗な人だね。」
これになにか応えてくれたら、会社で見かけたことも伝えられる気がした。
だか、龍はその事には触れずに、
「麻理子ちゃんの待ちうけだってラヴリーだよ」
「えーラブリーだなんてぇ・・・・・ん?」
ふと、自分の待ちうけの写真を思い出した。
龍はその表情を見て、龍がケタケタと笑う。
「もーーーなぁんだ。」
「すみません、生中もう1本お願いします」
麻理子は通りがかった店員に手を上げて注文した。
「おいおい・・・お姉さん無理しちゃだめだよ。」
「だれがっ・・・ふん。目の前で美味しそうに飲んでやる。」
「おかずも頼みなよ・・。」

「うーーーーー頭が痛いよーーー」
先を歩く龍の後ろを、とぼとぼと追いかけながら
頭をかかえている麻理子。
足取りもどこか頼りない。