重い・・・ そうそう、彼女重かったんだよ。 女って軽いもんだと思ってたけどなアハハハ。
それからぁ・・・・・

パチッ
龍の瞼が開いた。 これは現実である。
龍は起き上がり、 しっかりと確信を持って言葉を発するように
「それから 俺、 あいつ重いから 脇に手をいれて 引きずってベッドまで運んだんだよ!」
「それからそのままベッドの上まで引きずり上げて・・・」
「ベッドに寝かしてから 俺、寝るところが無いから仕方なく彼女が包まっていた毛布の場所で・・・寝たよな!」

ってことは・・・・
その先は 頭の中が真っ白になったようで、しばらく呆然としていた。
(でも責任とらなくて良かったんだ・・良かったんだ! 俺ラッキー!)
この思考に気持ちも乗っかれとばかりに大げさに喜ぶ龍。
すると さっきの、待ちうけに写る麻理子の顔を思い出すことが出来た。

「あーーーーーーーーー!!」