「うー、変じゃないってば!!」

実里は、手をジタバタさせた。

「普通でしょ?わたしのどこが、おかしいって言うのさ!!」

実里は、わたしをじっと見つめる。

「そうね・・・。」

わたしは、顎に人差し指を当てて上を向く。

「天気のことを言うから?」

「何それ、普通のことでしょ?」

「普通じゃない。」

わたしは、冷静に答える。

「なんで、普通じゃないのよ!!」

「だって、実里は晴れてることに感情的じゃないもの。」

わたしは、実里を見つめる。

「・・・。」

実里は、額に汗を流して身体を引く。