あやとさんと出会った次の日の朝。

「うーん・・・よく寝たー・・・。」

わたしは、ベランダに立つとお日様にあたりながらグッと伸びをした。

「はあー・・・。」

そして、そのまま肩を落とすとため息をつく。

あやとさん・・・。

わたしは、頭の中にあやとさんの姿を思い浮かべる。

「白銀で綺麗な髪で、美しくて・・・素敵な人だったな・・・。」

わたしは、そっとつぶやく。

「誰が、素敵な人だったの?」

「・・・っ。」