「そろそろ私達も行きましょうか」




「あ、うん、そうだな」





悠大さんから預かった鍵で環が車を閉める





海へは階段を降りるだけ





かなり急だな…




身長が158㌢しかない私は超スローペースで降りる





「遅くない?ハハッ」





後ろで私を馬鹿にするように笑う環





「急過ぎて降りるの怖いんですよ!」





環は「そういうことね」と呟いて私の手を取る





「はい、行くよ」