「華~、今日遊ぼう!ねねっ?いいでしょ?男付きだからっ、勿論
他校のイケメンだからっ!ねっ?」
と必要以上にテンションが高く
いつもぶっ飛んで歩いているのが
私の親友の相澤心凛(アイザワコトリ)

「んー、どうしよっかなあ、今日はパ…」

「よおし、決定!華がいないとはなしになんないもんっ!」

「どうせパスって言っても強引に行かせるつもりだったんでしょっ?」

「えへへ~っ分かっちゃった?」

「わかるに決まってるでしょ?大体あんたねえ!」

「っせえなあ、こっちはすやすや眠りについてんだよ、少しは周りの状況読めってんだよ。ばかかよお前ら。」
「はあっ!?あんた誰に向かって口利いてんの?そんなに寝たいんなら保健室でもいってすやすや寝てればいいじゃ」

「心凛っ!やめなよお、ごめんねえ拓夢君じゃまだったよねえ。」
「ああ、邪魔だよ。」
「ちょっとあんた!」
「ことりっ!」

「む~っ、こんどあんたの顔見たら凹凸のないぺちゃんこな顔にしてやる!」

「早く行くよ!!」

勢いよく屋上まで
一気に駆け上がる
その間ずっと
あの人の事考えてた。あの人は違うみんなと
何かが違う。