~夜~


沙織「崇くん~遅くなってごめんね~」


崇光「走るなって笑」


笑いあえるのも今日で最後かな。


崇光「沙織。



ごめんなさい!」



沙織「どうしたの!?

崇くんなんかあった?」




崇光「おれ、やっぱり沙織とは結婚できない。

ごめん!

俺の将来ぶちこわしても良いからさ!」




沙織「なんで?


急にどうしたの?」



崇光「………」





沙織「本気?」





崇光「うん」


コクッ




沙織「じゃぁ、しょうがないか。

私、崇くんに隠してたことあったんだ。


実は、左手動くんだ。

騙してごめんね。」




崇光「なんで!何でそんな嘘なんか付いたの!」