次の日。
「りーなー!!!!!
ほら、早く起きなさい!!!
また奈緒ちゃん待たせちゃって、いいの!?」
もぉ~…うるさいなあ。
朝にはすっごく弱い私。
…えっ? ちょっと…待って?
今、お母さん奈緒待たせるみたいな…
「ああああああああぁぁぁぁぁ~~~!!!!!
今日、奈緒と早く行くって約束してるんだった!!
もー!何で起こしてくれなかったのー!?
今何時!?」
「まったく…7時20分。
急ぎなさい
奈緒ちゃんとは何時に約束してるの?」
「7時30分!!!
もーどうしよう!!!」
「いってきまーす!!!!!!!!」
私は毎日欠かさず食べている朝ごはんを
今日は食べないで急いで玄関を出た。
後ろでお母さんが「ご飯は?」ってゆってたみたいだけど
気にしない気にしない♪
奈緒とは、家が近いので歩いてすぐのところで
待ち合わせをしている。
水島菜緒(みずしまなお)。
奈緒は、私の大好きで、頼れる幼馴染。
奈緒が待っているところが見えてきて、私は
ゆっくり奈緒の下へ…行こうとした。
キキーーーッ!
後ろから、何かの音がする…
そう、これが、あなたとの出会いだった……