腕は掴んでみたものの
帰り道お互い無言だった。

周りの音がやけに大きく感じて
きまずくて、俺は家に帰るや否や
すぐに未亜と別れた。

あいつがあんな風になった理由が
俺にはわからない。

「理解もしたくない…」

お前の考えてることが分かんねぇよ…