「なぁ、未亜。
今日いいだろ?」

教室では、チャラチャラした男が
未亜の腰に手を回している。

「んー、いいよ」

未亜は男の頬に手を当てて言った。

「………」

「じゃあ放課後ね、」と男は教室を出る。


「未亜………」
俺が呼ぶと未亜は俺を睨みつけた。

「何?」

「お前また……」

「あんたに関係ないよね、」

未亜は俺に冷たい視線を送る。

「ほっといて‼︎」


未亜は教室を出て行った。