それはそうだよな。

補導なんてものとかけ離れた生活してんだもんな。


俺らの生活と丸っきり違う椎名さんの生活が面白くてつい顔が緩む。


「服って…どこに買いに行くの?」


ああ、そうだった。
服買いにいかなきゃ…幸運なことに、金はそこそこあって、2人分を買うくらいのお金は用意してあった。



俺は近くの服屋さんに椎名さんを引っ張って入った。




「いらっしゃいませ。
可愛い彼女さんですね!服をお探しですか?」


「うぇっ!?あ、はい…。
このまま着て行きたいので。」


「いいですねぇ。若いですね!」


店員さんがこっちを見てニコニコと言った。


本当勘弁してくれよ…