「ううんっ。大丈夫。
私、学校サボったりしたことなったから…ちょっとワクワクする。」
この気持ちは本当。だけど…
本当は、桜樹くんを学校に行かせてしまったらまた女の子たちと話したりベタベタしたりするんじゃないかと思うと、引き止めておきたくなった。
「っ!…そか。じゃあさ、今から出掛けちゃおうか。」
「へっ!?」
出掛ける?
「ゲーセンとか…色々?」
「ゲームセンター!?
行きたいっ!いったことないの!」
「まじか。ふはっ、喜びすぎだし。」
思わず興奮してしまった私を見て肩を震わせて笑っている桜樹くんをみて恥ずかしいことをしたと反省したけど…
こんなことになるなんて思ってもみなかった。