「...ほっとけないからなぁ」

「考えが甘すぎやしないか?
   あんたは局長だ...分かるだろ?」

土方の声はだんだん低くなる。

「でもな、歳...」

「近藤さん...」

言葉に詰まる近藤と沖田。

土方はそんな二人を交互に見る。

「........ハァ、分かったよ。
    俺の負けだ、女は?」

土方の言葉に喜ぶ沖田。

....沖田さん、近藤さんありがとう。


「縁側にいるよ」

沖田は障子の向こうを指さした。