呉服屋につくと沖田は着物を物色し始めた。

「んー、なんか違うなぁ」と
ブツブツ言いながら
あぁでもない、こうでもないと着物を選ぶ。


「あ、あの...」

着物をとったり返したりを
繰り返す沖田に私は躊躇いがちに
声をかける。

「なぁに?」

「...いや、ぁの」

いくらなんでも夢にしてはリアル過ぎる。

....なんで

私はさっきまで...