「萌夏ー??ぼーとして大丈夫?」



「あ、うん!だいじょーぶ」



思い出していたのは私の人生最大の恋。



私が恋した相手は敦貴。



1度付き合ったけどふられちゃったんだ。



まだ思いつずけてるのはみんなには秘密



今は夏休み前のあつーい真夏。



みんな恋をする季節。女子はみんなかわいくなってる。カップルが増えるのもわかる気がする。



「もえかぁー」



今話しかけてきたのは同じクラスで友達のまさみ。まさみには彼氏がいる。名前はおみと。普通の男子。最近はノロケ話しかしてない気がする。


「あのね!夏休みに花火大会あるんだけどね、おもとと行く約束したの!でもふたりじゃ恥ずかしいからもえかも一緒にきてくれない??」



「なんであたしが?!!相手いないし無理だよー」



「相手は準備してあるから♡だからお願い!!一緒にいこー??」



「…しょうがないなぁー…。で、うちの相手は誰なの??」



「バレー部の敦貴!もえかなかいいでしょ??だからさーしゃべりやすいと思うよ!」




う…うそでしょ?もうオッケーしちゃったし断れない……。



あたしは迷ったけど行くことを選んだ。