「ねぇ…君名前は?」

少し澄ました表情で訪ねてみる。

するとその子はちょっとうつむきかけて

「お…お姉ちゃん…スカートめくれてるよ?」

思わず反射条件で振り返る。

そっ……そんな……!?

バリバリ恥ずかしい!!!さいわいにも

あまりめくれてなかったので良かった。

その子に感謝だ。

気が付かなかったら恥ずかしかったわー。

照れつつ答えてくれた。

「こ、梢原時雨・・・です///」

か・・・カワイイ・・・照れてる。

「き、姉弟は?」

「梢原癒羽美!」

 ̄ビクッ

時雨君・・・、面倒なので、時雨で✩

時雨と私は飛び上がった。

私は電柱に激突・・・。

「いったぁい」

が、我慢しよ(・_・;)・・・。

ふと見た少女、いや、ガキ?

私って口悪いな・・・。

それにしても、なぜこの子は、私たちのいるところを知ってたんだろう?

話の内容も、知ってるようだし・・・。

時雨は・・・、震えていた。

私は、思った。

〝時雨と癒羽美で、何かあったに違いない”と。

一人で、考えていた時だった。

「何してんの、神無月さん?」

頭上から・・・声・・・?

そ、そうだった。

ここ、学校の前だった