「だってさ…。 馬鹿な和子が僕を置いて先に学校へ行くんだもん。」 しゅんとしながら言う來世。 そんな姿を見て、私は少し頬が熱くなるのを感じた。 「分かったよ。 明日からちゃんと待っててあげるからさ。 今日はいっしょにお昼ご飯食べるから許して、來世?」 私は緩む頬を頑張って抑えようとしながら言う。