「和子の馬鹿。」 斜め後ろの人物は私と目があった瞬間、そう発言した。 「確かに私は馬鹿なのは認める。 だけど男子と女子の力の差を考えろ、阿呆來世。」 そう、私を叩いた人物は私の幼なじみ。 和瀬 來世(ワセ ライセイ)。 世に言うイケメンさんだ。