「嫌だ!!」 私はおもいっきり、叫ぶ。 「……じゃ、力ずくででも正解を教えさせなきゃだね。」 耳を塞いでいても、來世の声はよく聞こえた。 ああ、好きだからなのかな。 そんな事を思っていると、暖かい物が頬を包む。 そして、そのまま顔を少し上に上げられる。 そして、次の瞬間。 私の唇に何か柔らかい物が当たった。