すると、來世はケタケタと笑いだす。 「ぶっぶー、不正解だよ。 正解はね…。」 そう言って、來世は私に近づいてくる。 「嫌だ、聞きたくない。」 私はぐっと目を瞑り、耳を塞いでそう言う。 これ以上、私の心を傷つかせないで。 「ちゃんと、僕を見て。」 そう言った來世の声はいつもの何倍も低かった。