「この先は危険です。特に何の用もない一

般人を危険にさらす事は国に仕える者の恥

です」

パトリックは冷たく言い放つ。確かにその

通りなんだろうけど、俺には大事な用があ

る。

「ドラゴンライダーギルドに行って新しい

ドラゴンと契約しに行かないといけないん

だ。それでも行くなって止めるのか!」

俺の抗議にアルディオが顎に手を持ってい

き、少し考えて

「ギルドまで我々がお送りします。ギルド

は中心部の外れにあったはず。影響はまだ

ないと思います」

「副団長!」

「責任は俺がとる。それで文句はないだ

ろ」

アルディオはパトリックに鋭い視線を投げ

た。

いい加減、もうアルディオという人間が分

からなくなってる俺。

取り敢えずリストーネに入れるんだった

ら…まぁ、いいか。