俺はあれから、陸兄が大事な話があると

まゆに言って以来…まゆにその後の事が聞けないでいる。



まゆの口から陸兄と付き合ったなんて

言われるのが怖いからだ。




そんな中、2学期が始まり

まゆはいつの間にか芸能人になってるわ

まゆと陸兄が付き合ってるって噂が耳に入るわ…。





確かにあの、CM見たら…お互い好きどうしにしか見えねぇーよ。


そんな事を頭の中でぐるぐる繰り返し呪文のように駆け巡る中まゆは泣き止んでいた。


「まゆ…少し落ち着いたか…?」







「うん…大分落ち着いたよありがとう。」







「じゃ、教室に行くぞ。」





「うん。」






「ねぇ、斗真…何故私があそこに居るのわかったの?」






「テレパシー。」



「俺はまゆがピンチな時や困ってる時自然にわかってしまう。」



「何で?」






「何でって…だって…それは俺がまゆを…」



「あぁーもう、この話は終わり。」

「早く教室に戻らないと授業間に合わないぞ。」







「わっ!本当!急がなきゃ!」






こうして私と斗真は急いで教室に入って行った。