「オイ!まゆの腕…放せよ!」




えっ…この声…斗真…?








「はぁ~?お前誰…ああ、まゆちゃんのただの幼なじみ君。」


「幼なじみ君には関係ないでしょ。」









こいつ…。



すげぇームカつく…。





早くまゆの腕を放せ…。




そして、俺とまゆの視界から消えろ。











「関係あんだよ!」


「俺の大事なまゆの腕を、今すぐ放せ!」







俺は気がつけばそいつを

鋭く睨みつけていた…。







「わーたっよ!何こいつムキになってんだよ…ただの幼なじみのくせに。」







そう言いながらチャラそうな人は
私の腕をようやく放してくれた。








ホッ…。




ようやく離れてくれた。








「じゃぁねえ☆まゆちゃん!」


「また、会ったらよろしくね!」








そう言い残しチャラ男は、
まゆと斗真を残し奥へと消えて行った。









あの人…一体何だったんだろうか…。