私は、ミヤビ。
中学の頃の私は、一言で言うと
テニスバカ。
そして、バカがつくくらい真面目で
世間で言うとすごく良い子。

そうしてることで
みんな笑ってくれてたし
ケンカもないし何もかもがうまくいくと
本当に子供ながらに信じてた。

けど、中学から始めたテニス。
なかなかうまくいくことはなく
努力評価でしか上には上がれなくて
団体戦とは3ペアが顧問に選ばれて
出られるのだが私はいつも2番か3番で
悔しかった。
欲を言ってるのは分かっていたけど
チームメイトをバカにしたり
顧問がいないときに遊んでる人達に
負けたくないその一心だった。
中学2年の秋ごろかな、、。
ももっていう友達の腕に蜂がくっついて
ももがそのあと触ったボールを
1人の友達が

《汚い》

って言ったんだ。
そしたら、周りにいた奴らはそれに
従うように近づかなくなったの。
ももは、泣いてみやびごめんねって
言ってきたの。
すごく悔しくて練習中だったけど
帰ろって言って帰ろーとしたら
先生にあっちゃって

『お前ら早退か?』

って。
先生なら分かってくれると思って
話したら謝れって。

頭の中はパニックだよね。
え、なんでうちが?悪いのはあっちだしって。
でも、ここで謝らないといけないみたいな雰囲気になってて
その場は謝ったけどなんかふいに
落ちないまま帰宅して親の顔見たら
悔しくて泣けてきて
何に置いてもうまくいかなくて
本当にただ悔しくて流した涙だった。

そのあとは、仲良かったクラスの子とも
うまくいかなくなって
ペアを組んでた子ともうまくいかなくて
学校生活に嫌気がさしてた頃だった。
クラスが同じだったゆかに話しかけてみたの。
なんでかって?
1人で本を読んでるような女の子だったから
仲良くなれると思ったし
いつものメンバーと最近いないけど
何かあったのかなって心配になったから。

そのゆかは今は心友なんだけどね。

ゆかにみやびがやりたいことなら
他は関係ないよ。って
言われてテニス最後まで頑張ろって
決められた。

それからは朝の3時に行ってひたすら
サーブやレシーブの練習をしてた。

2年も終わり春が来る時期に変わって、、、