そう思いながら獅季が待つ席に行く。

「遅かったな?」

「別にー」

「獅季君ごめーん、私と話してたの
あっ、水族館のチケットあげたから
光羽ちゃんと2人で行ってね!」

「まっ、マスター!!」

私は勢いよくマスターが居る方に
振り向く。

「分かりました、行ってきます」

"ありがとうございます"と
頭を下げる獅季。