そう言う所も光羽だけは違った。

そんな女を捨てた俺は
頭が可笑しい。

でも別れてからもぅ数年。

いまだに記憶は鮮明に頭に浮かぶ。

「威月くん、今日ゎありがと。またね」 そう言って触れるだけのキスをした。

女はヒラヒラ手を振って部屋から出ていく。

「.....下らねェ」

煙草の煙を吐きながら呟いた。