「よし、集まったな。あんずさんと言ったかアンタには申し訳ないが今回必要となる人材だ聞いていてくれ」


「え。はい!」

(この人は近藤さんだったかな..。え?必要?)


「今回四国屋と、池田屋のうちあんずさんには池田屋の方へ働き人として行ってもらう」


(!!?)

周りが一瞬にしてざわめく。

「ちょっ!あんずちゃんは僕たちとは関係が..それに嗅ぎつけられた場合はどうするんですか!!場合によっては...」


「総司。それを確実に達成に導き、なおかつ傷一つ付けさせやしない。それが俺らの御役目だぜ?」


(な。何!この転回..。沖田さんの言うとうり嗅ぎつけられたら..いやでも。ちょっとでも帰れる可能性があるならば)

「何をすればいいんですか?」


思い切って言ってみる。

まわりが一瞬鎮まる中近藤さんが突然私の手を握ってきた。

「良かった!断られたらどうしようかと。もしもの時を考えて沖田や斎藤に女装を..」



『しません!!!』


近藤さんの考えに沖田さんと斎藤さんが口を揃えて反論する。

(そりゃ嫌でしょ。。)