「ったく、おい!!!貴様ら散れ
さもなくば、この和泉守兼定(わいずみのかみ・かねさだ)で切り刻んでやる!」





「あぁ?どこぞの野郎だかしんねぇ....」



大声をあげ、族が俺に飛びかかって来た



(やかましい!!)



俺は族の腕を掴み、そのまま地面へ投げつける
なめるなよ。俺を誰だとおもってんのか。




「その羽織、その刀、親分!!!!こいつ新選組、土方ですよ!!逃げましょう!壬生狼(みぶろう)です!」




(おぉ?よーく知ってんじゃねーか)




「くっくそぉ!覚えてろよ!」


(多分な、覚えてねーと思うわ。)


と思いながらも、逃げて行く族を見ていた。







「女が一人で、しかも目立つ着物を着て
ぶらついてっからあんなのに絡まれんだよ」




俺、正しい事いったよな?.....