夕紀 side






クラステントで彩月と話していた。






「ゆっちゃん」







そう呼ばれて振り向くと美玲ちゃんがいた。








「ちょっと、アンタ何の用?」






朱里沙ちゃんが美玲ちゃんを睨みつけた。







「話があるの」








「今更何?」






彩月も睨む。







『いいよ、私もちょうど話があるから』








「ゆっちゃん…」








『大丈夫』







彩月に笑顔を向けて、ここじゃ悪いからとテントから少し離れた場所に移動した。