その言葉通り私は変わり、私達の虐めはなくなった。
これが皮切りとなったのだろうか?
私はいつしか全ての学業に於いて、過大な評価をされるようになっていった。
これは一体何故?
違う!
変わったのではなく、私は既に変わっていたのだろう。
気儘な管見だが、私は自身の事態をある程度把握する事が出来た。
しかしそれはとても怖い事なのだろうと…
だから素知らぬ態度で自身に接し、全てを受け流す。
しかしお姉ちゃんはそんな私を次第に私を避けるようになった。
お姉ちゃんは何か誤解している様子。
だけどそれも当然の事。
今の私はお姉ちゃんの知ってる私ではないのだから…
でも以前の私には戻れない。
戻りたくても戻れない。
どっちが本当の私かなんてわからないけど、これが今の私だから。