「そういえば掛葉も随分変わったよね。大人しくなったというか、無口になったというか…あんた達一体どうしたの?喧嘩でもした?」
『えっ!?そんな事ないよ』
「でも仄聞では掛葉と瑞夏は今犬猿の仲だとか…」
やっぱり…
「何があったか知らないけど、瑞夏どうしちゃったの?中学は大事な時期だし、あんまりぐれると高校行けなくなっちゃうよ」
…………、
まさか、京華まで私をそんな目で見るなんて…
確かに、今となっては私の方が問題児。
だけど…
根底にあるものは何も変わってないよ…
私は小さな溜め息を付きそっと俯き目を閉じた。
「人ってさあ、