私達は京華の家に向かった。


京華が転校したのが小6の春だから約二年振りの再会だ。


京華の転校の経緯については京華の父は大学病院の優秀な医師らしく、急な都心への転勤が決まり京華も転校をせざるを得なくなったと聞いていた。


そしていつ帰ってこれるかは未定だと。


それから私達は京華の家に着くまでに所々と会話が途切れてしまい、約二年振りの再開だというのに昔みたいには上手く会話が出来なかった。


あれから二年も経って私達は中学生になったんだ。


普通なら積もる話で会話が弾むだろう。


しかし京華はまるで、あれからの二年間の私を全て知っているかのようにその事に一切触れて来なかった。



だとしたらまさか京華はもう私達の事を…