「瑞夏ー!久しぶりー」


………?


『あれ?!きょ、きょ、京華?!』


「どうしちゃったのーこの頭はー?目立ちまくりだってばー!」


京華は私の髪を触りながら微笑む。


あまりに突然の事で嬉しさなどは全く感じられず私の頭はパニック状態。


『何でこんなところにいるの?その制服、まさか!』


「そう。また転校してきたの!」


…………………。


「それにしても皆全然変わってないのに、瑞夏はまるで別人だね。まさか…」


『なに?』


「ぐれちゃった?」


『違うってば!てか戻って来るなら戻って来るって前もって教えてよ!』


「えー何で?」


『だっていきなり帰って来られたらびっくりするじゃんか!』


「別にいいじゃん。そっちのが楽しいし!」


………………。


「ねぇ、せっかくだし、今から私ん家おいでよ。誰もいないし遠慮する事ないよ」


確かに、私が昔のままの私だったらただのドッキリで済む事だけど、



今の私はこんなだから…